もみじ麩

仕入れた小麦たんぱく(グルテン)を
ほどよい固さに戻してから使います。
ただし、その日の温度や湿度によって、
同じ戻し方をしても、固すぎたり、
軟らかすぎたりします。
ですから、気候によって戻し方も
変えていかないといけない。

大袈裟な言 い方ですが、
生麩は生き物なんです。

工場でも、代々受け継がれた“釜”を使い、
昔ながら の手づくりの製法を守りながら
京生麩を作り続けている。

「道具を変えてしまうと、
味まで変わる気がして(笑)。
伝統の味を守る作り手として、
職人のひとりひとりがプライドを持って
京生麩づくりに取り組んでいます。」

切り込み

主原料である小麦たんぱく(グルテン)と上質 のもち粉を
切り込機で混ぜ合わせ ます。

練る

それをよく練り、その生地に色を 付け足し、
色違いの生地を10色 作ります。

重ねる

次に生地を綺麗なグラデーション になるように、
色の順に重ねてい きます。
商品によっては中心部に 黄色の生地を入れます。

伸ばす

職人の手により、ほぼ一定の太さと長さに
切っていきます。

しめる

伸ばした生地を一度ゆで、
木型に入れてタコ糸で縛ります。

茹でる

その木型を大きな釜に入れ、
茹で上げます。

季節を
 彩る花麩

煮物

お蕎麦や素麺にも